出会い系サイトでの主力やりとり、メール。容姿によほど自信がない限り文字でのアピールで勝ち抜くのが重要だ。
容姿や自分アピールの点で資格以上の自慢ができる点がないので自分はこのメール重視でいこうとその路線で進んだのだが、
商材の効果もあってか結構いいところまで進めたという手ごたえがある。
また、文字だけという世界でこれを操るというテクも駆使する
楽しみを覚えた感じ。商材の女性の心理だが、出会い系サイトという場所に来る女性達特有のものもあり、これは考えの範疇外だった。
確かに手軽に出会える場所だけど顔の見えないやりとりなので、やっぱり重要なのは信頼感だそうだ。
最初、自分の生活には言及せずに当り障りないことばかりのやりとりだったフリーターはその点に当てはまるタイプだった。
でもかなりペットの件以来打ち解けてくれて、こちらへの信頼はあがっていると感じる。そして、ちょっとしたターニングポイントを迎えた。
友達と遠出の遊園地に遊びに行ったとき、その風景を撮り、彼女へ感想とか沿えてメールしたのだが、その返信がちょっと感情的だった。
「彼女と出かけてきたの?」こちらの写真への感想も何も書いていない、ただこの一行のメールだった。
明らかに、自分の恋愛事情を
気にしているようだ。あえて、誰と出かけるとかかなかったのも商材の駆け引きテクに載っていたからだ。
一体誰とそんな場所へいったのか、
どうでもいい相手なら気にとめない。でも好意を抱く異性なら、当然場所がカップル達のデートスポットとしても有名どころだから
彼女といったのではという疑惑を抱くのが必然だ。
それをわざわざメールに打ってよこすのは相当、こちらを気にしてくれている。
自分の中でも、よし、というGOサインがだせる状況だった。本当は今度一緒にと誘いたかったけど、ここは慎重に抑えて
「彼女はいません、野郎だらけの旅でした」と返信を打った。
彼女からの返信は「男臭い車内だったでしょ?」と
前のメールの照れ隠しのような返信だったが、自分としてはもう、なにもかもが可愛く思えてしょうがなかった。